広域地盤の地震波動解析事例#
モデル概要#
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地盤モデル
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震源を中心に半径 60km の球体内部
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均質地盤を想定
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境界条件
- 球体の外表面に吸収境界を貼付
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荷重条件
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震源モーメントは 1 月 2 日の公表値です。(2024 年 1 月 2 日 4:42 能登半島沖 M4.9 )
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ライズタイムは 4 秒と仮定し、地震発生後 400 秒間の応答を解析しました。
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地震調査研究推進本部 地震調査委員会
令和6年能登半島地震評価報告書より引用
令和6年能登半島地震評価報告書より引用
震源モデル#
モーメントテンソル成分 (r,t,f) については、r は鉛直上向きが正、t は南向きが正、f は東向きが正です。1 2
ライズタイムは 4 秒を仮定しました。
地盤モデルと震源#
赤点が震源位置を表します。
地表の高さは 0.5㎞ を仮定、座標系原点は震央における標高 0 の点におき、外側球面に吸収境界を貼付します。
震源を中心とする球体モデルを作成し、その外周面に吸収境界を張り付けています。
震源から発した波は境界面にほぼ垂直に入射するようにモデルを作成しています。
地震波動解析における吸収境界の効果#
地震発生後 200 秒(左)、400 秒(右)の変位分布(対数表示)
地震波は震源を起点として、ほぼ同心円状に広がります。吸収境界面には波が垂直に近い状態で入射し、反射波の影響はみられません。
地震波動解析結果#
地中震源近傍の変位分布#
- 地震発生 100 秒後(左)、200 秒後(右)
この地盤の切断面上深さ 12 ㎞に震源があります。
震源位置にライズタイムは 4 秒で震源モーメントを付加しました。
カラーコンタは変位の絶対値。黄色い矢印は変位の方向と長さを拡大して示しています。
地表の変位分布#
- 地震発生 100 秒後(左)、200 秒後(右)
震源は能登半島沖で、この図のほぼ真ん中に位置します。
振動は震源を中心にほぼ同心円状に伝搬しています。