接触解析のための複合要素の開発#
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接触解析,
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有限要素解析では、セレンディピティ6面体2次要素および完全多項式形状関数を利用した4面体2次要素は面圧を受ける時、要素中間節点とコーナー節点の等価節点力は大きな差を生じます。
このような要素は接触解析に応用する際、収束性が悪く、実用に向かない場合があります。その対策として、6面体2次要素については6面体Lagrange要素を利用することで、この問題を回避できますが、4面体2次要素についてはこの方法が適用できません。
接触解析に応用できる4面体2次要素を開発するため、複数の1次4面体から構築した新しい4面体2次要素を開発しました。この新しい要素は均一な面圧を受ける時の接触力は均一であり、また1次4面体要素の体積ロッキング現象も低減されます。なお、この要素は幾何非線形・材料非線形も対応済みです。
関連ページ#
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- 解析分野:構造
- 産業分野:産業機械