汎用プリポストプロセッサ Advance/REVOCAP_PrePost を用いた FrontSTR 熱伝導解析#
境界条件#
- 熱伝達 (外壁) 熱伝達係数: 、雰囲気温度:
- 熱流束 (室内の床上面) 床面に対して分布熱流束
- 輻射
ヒーターから内壁に熱を放射します。放射率: とします。
熱解析モデル#

PrePost での熱伝導の設定#
固体の熱伝導解析を行う方法
- 解析の種類で「熱解析」を選択する
- 定常(STEADY)または非定常(TRANSIENT)を選ぶ
- 初期時間増分、計算時間を与える

PrePost での熱解析用材料物性値の設定#
熱解析用物性値の設定を行う方法
材料物性値を選択 材料モデルで「熱解析」を選択 比熱、熱伝導率、質量密度の値を設定します

PrePost での材料物性値の割り当て設定#
物性値をソリッドに割り当てる方法
- 計算格子の中の割り当てる領域(セクション)を選択
- 「材料物性値の選択」の材料名に割り当てる物性値を設定する

PrePostでの熱流束条件の設定#
熱流束条件の設定を行う方法
- 3D 画面で熱流束を与える面を選択する
- 境界条件の DFLUX(分布熱流束)を選択する
- 熱流束値を与える

PrePostでの熱伝達条件の設定#
熱伝達条件の設定を行う方法
- 3D 画面で熱伝達境界条件を与える面を選択する
- 境界条件の FILM(熱伝達)を選択する
- 熱伝達係数、雰囲気温度を与える

PrePost での輻射の設定#
形態係数を明示的に与える場合

FrontSTR の解析制御ファイルに与える値は放射率、形態係数から PrePost が自動的に計算して与えます。

形態係数を自動的に計算する場合
- 3D 画面で熱源となる面グループを選択
- 自動計算を選択して、熱源ボタンを押す
- 3D 画面の熱源の面グループの色が変わる
- 輻射を受ける面を選択して、輻射境界条件を追加する

初期条件#
初期条件ですべての節点に 15℃ を与える設定を行います。
- 初期条件を選択する
- 全節点のチェックを有効にする
- 温度 15℃ を与える

絶対零度の設定#
輻射の計算は絶対温度で行われるので、絶対零度の値を設定します。
- 物理定数の設定画面を選択する
- 絶対零度の値を設定する(セ氏で入力する場合は -273.15)

ステップ解析#
熱解析で「熱解析ステップ」を追加し、 上記で作成した境界条件をそのステップで有効にします。
BOTTOM 底面の熱流束
TOP_OUT 上面の熱伝達
SIDE_OUT 側面の熱伝達
TOP_IN 上面の輻射
SIDE_IN 側面の輻射

解析モデルの出力#
ファイルメニューからモデル保存を選択して、解析モデルを出力します。

解析の実行#
Advance/FrontSTR を使って解析を実行します。
解析結果の表示#
- ファイルメニューから結果読み込みを選択して、計算結果ファイルを読み込む。
- カラーコンターを選択する。
- 物理量の名前を「TEMPERATURE」を選択して、最大最小値を設定する。
