FrontNoise によるマフラーの解析の手順#
1.四面体メッシュの作成#
- 形状データ(IGES、STEP、STL)を取り込んで、自動メッシュ生成機能を使って四面体要素を作成します。
- 形状データを作成する機能はありませんので、CADソフトなどを使って作成してください。
- 2から3分程度で100万要素のメッシュを生成することができます。
- すでにFEM計算用のメッシュがある場合はそれを読み込むことができます。
- FrontNoise形式
- Nastran Bulk Data Format
- ADVENTURE_TetMesh


2.材料物性値の設定#
- 音響媒体物性値(周波数特性)
- 音速
- 密度
- 空気と水の標準的な物性値は設定済
- 構造物物性値(構造音響強連成)
- ヤング率
- ポアソン比


3.境界条件の設定#
- メッシュの境界面に音響解析のための境界条件を設定します
- 音圧
- 変位
- 速度
- 加速度
- インピーダンス
- 完全吸収(ρc)
- 無限要素(球の中心と半径を与える)
- デフォルトの条件は完全反射
- α, β, f の係数で与えることもできる

4.周波数特性の編集#
- 境界条件で周波数ごとに設定する場合
- テーブルで数値の確認
- グラフで確認
- CSVファイルの入出力


5.音源#
- 点音源
- 座標で与えて節点番号を検索する
- 節点番号で与える
- 周波数特性を編集する
- 面音源
- 境界条件で与える
- 二重極音源、四重極音源
- 連成解析ツールで作成する

6.媒体の設定#
- 速度
- 速度なし
- 一定速度
- 速度場
- 温度
- 標準温度との比
- 温度場
- 多孔質
- 複素音速
- 実行密度

7.線形ソルバの設定#
- 解法
- 反復法
- 直接法
- 前処理
- 最大反復回数
- 収束判定値
- GMRESリスタート数

8.解析範囲の設定#
- 周波数範囲
- 開始周波数
- 終了周波数
- 周波数間隔、オクターブバンド
- 後処理用の出力
- 特定の点での周波数特性を求めるための座標の入力


Advance/FrontNoiseの実行#
- Advance/REVOCAP_PrePostから解析モデルを保存します。
- (必要に応じて)計算サーバに転送します。
- 計算を実行します。
- 共有の計算機環境の場合は、スケジューラにジョブを投入します。
- 計算結果から可視化用のファイルを作成します。
Advance/REVOCAP_PrePost による結果の可視化#
- 可視化用に作成したファイルを Advance/REVOCAP_PrePost で読み込みます。

コンター図

断面図

等値面図

PBVR