建屋付近の環境騒音解析(外部問題)#
内部外部問題と収束性#
問題設定#
建屋の中の騒音源が敷地境界への影響評価を目的とした計算を想定して、音響シミュレーションを実施しました。建屋の大きさは、1辺の長さ20m、高さ10mのサイズであり、4側面に、解放した窓、または、解放した扉が設置されています。また、建屋の回りに、1辺の長さ30mの高さ5mの壁を設置する予定です。敷地は60m四方であり、その敷地境界の音圧レベルを評価します。解析範囲は、60m四方および高さ30mの領域とします。
音源は、建屋内部の中心に設置した1辺1.5mで高さ1.5mの4角錐の頂点に対して、点音源で与えます。ここでは、周波数は50Hzのみを対象とします。四面体メッシュサイズは、50Hzに合わせて、Δx=0.6[m]を標準としました。解析範囲の外側には、ρc境界を設定しました。床と地面および壁は、剛(完全反射)としています。
ケースA : 建屋だけの場合
ケースB : 建屋+塀の場合
ケースC : 建屋+塀で内部に吸音材を貼った場合
解析結果#
周囲塀がないケース(ケースA)#
図2 床からの高さ1mでの音圧レベル(ケースA)
図3 音圧レベル80dBの等値面(ケースA)
塀のあるケース(ケースB)#
図4 床からの高さ1mでの音圧レベル(ケースB)
図5 音圧レベル80dBの等値面(ケースB)
吸音材を貼ったケース(参考)#
壁に吸音材を設置(ケースC)#
図6 床からの高さ1mでの音圧レベル(ケースC)
図7 音圧レベル80dBの等値面(ケースC)
関連ページ#
- 音響解析ソフトウェア Advance/FrontNoise
- 解析分野:振動音響
- 産業分野:建築土木