圧力制御弁PID値検討解析#
解析目的#
流量が急増した場合にいくつかのPID値に対する圧力制御弁の応答を調べます。制御ブロック図は1次遅れとPIDを考慮します。
解析モデル・解析条件#
図1 解析モデルと解析条件
図2 制御ブロック図
解析結果#
図3 各PIに対する解析結果(圧力時系列)
圧力制御弁PID値検討解析まとめ#
流体解析と制御系の連成解析を行い、PとIを振ってバルブの応答による圧力変化を調べました。比例ゲインが小さく、積分時間が小さいと圧力応答が遅く、比例ゲインが大きく、積分時間が大きいと圧力応答が速かったです。
また、比例ゲインが小さく、積分時間が大きいと圧力は振動的になり、比例ゲインが大きく、積分時間が小さいと圧力のアンダーシュート/オーバーシュートが大きい結果となりました。以上の結果はPIの基本性能を表しています。