半球周りの極超音速流#
半球周りの極超音速流の検証計算を行いました。
キーワード#
極超音速流、 高温気体効果 、再突入物体、実在気体、衝撃波、2温度モデル、並進モード、振動モード、7化学種モデル、反応流、非平衡流、空力加熱
基礎方程式#
解析機能#
解析条件#
解析対象は衝撃風洞試験における直径40mmの半球[1]
半球周りの極超音速流の並進/振動温度#
澱み流線上の並進/振動温度#
- Case 3→Case2→Case1と進むにつれ低密度高エンタルピー・条件になるほど並進温度と振動温度が乖離するのが見てとれる
- Case 3では衝撃波近傍を除くと温度は平衡状態にあるのがわかる
表面の熱流束分布#
- どのケースとも実験値[1]と概ね一致している
- 実験測定はcatalytic wallとされ[1]、実際にはnon-catalytic wallとcatalytic wallとの中間と考えられる
- Simulationはcatalytic wallで実施
- Case 2の実験では澱み点から約20度ずれた箇所で熱流束が極大になっているが、レイノルズ数が低いため乱流遷移の影響ではない[1]
澱み流線上の化学種のモル濃度分布#
- Case 3は低エンタルピーケースであるため他と比較してN2の減少が抑制されている
- Case 2の高エンタルピー高密度のケースでは、高温度で乖離しやすくモル濃度も高いため、 N2の空間勾配とNの空間勾配が比較的に急峻であるのがみてとれる
文献#
[1] 航空宇宙技術研究所SP-29, “高エンタルピー流れ企画セッション及びワークショップ”, 1996.
関連ページ#
- 圧縮性流体解析ソルバー Advance/FOCUS-i
- 産業分野:航空宇宙
- 産業分野:産業機械
- 解析分野:流体