翼周りの2次元定常オイラー解析#
2次元翼型(NACA0012)に対して翼周りの2次元定常オイラー解析を行いました。
計算手法と気流条件のまとめ#
計算に用いたHexa格子#
- 格子線は4本おきに間引いて描画
- 遠方境界は翼弦長の150倍遠方に設定
密度分布の可視化例#
- 一様流マッハ数 M = 0.8
- 迎角 α = 1.25
- 計算要素数 N = 4,194,304 (= 2048×2048)
表面圧力分布#
- 一様流マッハ数 M = 0.8
- 迎角 α = 1.25
- 計算要素数 NC = 16,777,216 (= 4096×4096)
揚力・抗力予測への格子依存の検証#
- 一様流マッハ数 Mach = 0.8
- 迎角 α = 1.25
揚力・抗力係数に関する他コードとの比較#
揚力係数と抗力係数を米国の諸計算コードと比較を実施し、これらの値を表にまとめました。 空力係数は互いに2桁程度まで良く一致することが分かり、本ソフトウェアの基本的な予測性能が検証されました。
他の計算コードの結果は文献1を参照しました。この計算は文献の諸条件に基づいており、一様流マッハ数M=0.8,迎角α=1.25としました。
関連ページ#
- 圧縮性流体解析ソルバー Advance/FOCUS-i
- 産業分野:航空宇宙
- 産業分野:産業機械
- 解析分野:流体
-
Vassberg J. C. and Jameson A., “In Pursuit of Grid Convergence for Two-Dimensional Euler Solutions,” Journal of Aircraft, Vol. 47, No. 4, July–August 2010. ↩